久々に本を読みました。
偉大な企業はすべてを正しく行うが故に失敗する。
だそうです。(破壊的イノベーションが起きた時に当てはまるらしい)
イノベーションのジレンマ、技術革新が巨大企業を滅ぼす時 本質をついていると思うし、なかなか、日本ではこういう研究をする学者はでてこないと思う。
既存の製品や仕組みで大きな利益を得ている組織は、それをつぶすような製品や仕組みには力をいれたくない雰囲気が生まれがちで、そのような雰囲気の中では成功しにくい、また、不確実なものや既存の利益率を下回る見込みの計画を実施することはナンセンスなので、新しい製品や仕組みを導入するのは難しい、そして、新しい製品や仕組みの方が優れていた時、またははじめにあったコストや品質、利益率等の欠点が、急成長して既存の製品や仕組みの利点を超えると、一斉に代替えがおこり取り返しがつかなくなるということかな。 ネットはある程度、おもに販売的な面や情報的な面や仲介的な面、コミュニケーション等の面で破壊的イノベーションになりつつあるのではと思っています。
ただ、もう少し人、個々人の個性や能力や偶然等も重要なんじゃないかなって思う。
企業文化やプロセスがよくても人が駄目なら確実に失敗すると思うし(駄目なら外部からとってこれる&外部から取ってきたり育てたりする企業文化があれば、問題ないということかな?人材が流動化しているアメリカと日本の違いかも)、人がよくても企業文化やプロセスが駄目なら失敗するって感じだろうか。
一読の価値はあるとおもわれます。